tears
2009.06.30 Tuesday |
同盟のほうで千文字で小説書くというのがあってて、ずっと書いてみたいなあと思ってて、書いてみましたw
んー、実は長編3部作にでもしようかなとか思ってた、ここ最近ずっと頭にあったヒロイン。
千文字なんでもちろんかなり感情的にははしょってますが、、、まー、これはこれでおさまったからいっか。なwww
テーマ的には『痛い恋心』です。
わかってても、くだらなくっても、、、思うようにはいかないことってあるよね〜。みたいな?
まー微妙な感じの話だけど;
ページは作ったもののSSのページにUPしようか迷い中。。。とりあえずブログにて。(SSに置くほどではないかなぁって気がして;)
文字数きっちり千文字です。
おヒマな方は続きを読むから♪
あー、早く寝なきゃ(汗)
んー、実は長編3部作にでもしようかなとか思ってた、ここ最近ずっと頭にあったヒロイン。
千文字なんでもちろんかなり感情的にははしょってますが、、、まー、これはこれでおさまったからいっか。なwww
テーマ的には『痛い恋心』です。
わかってても、くだらなくっても、、、思うようにはいかないことってあるよね〜。みたいな?
まー微妙な感じの話だけど;
ページは作ったもののSSのページにUPしようか迷い中。。。とりあえずブログにて。(SSに置くほどではないかなぁって気がして;)
文字数きっちり千文字です。
おヒマな方は続きを読むから♪
あー、早く寝なきゃ(汗)
『tears』
「好き」
呟いた私を抱きしめてくれる悠斗。
その強さと温かさに目頭が熱くなる。
「これからは実菜だけだから。俺を信じて」
悠斗の胸の中で頷いて、私の涙腺は崩壊した。
「大好きだから」
強く強く抱きしめられる。
想いが通じた日、私はずっと頷きながら泣き続けた。
「悠斗くん、おかわりは?」
ママの声に笑顔で悠斗は「おねがいします」と茶碗を差し出す。
今日はうちで夕食をとっていた。
悠斗は幼馴染でお隣さんで、パパもママも良く知ってる。
「おばさんの料理いつも美味しい」
微笑む悠斗に、ママは嬉しそう。
「お世辞言わなくっていいんだよ」
私がこそっと言うと「なんですって?」とママの声。
肩を竦める私にパパと悠斗が笑い出す。
和やかな食卓。自分の大好きな家族の中に大好きな悠斗がいるのが大好き。
「ただいま」
「おかえり」
「奈津姉おかえり」
パパとママと悠斗が笑顔で、入ってきた私の姉・奈津に声をかける。
「お姉ちゃん、お帰り」
大学生の姉は私と悠斗の二つ上。
悠斗と姉は笑顔で普通に話してる。
私はそれを眺める。
平気。
姉と悠斗は―――以前少しだけ付き合ってた。
でも、平気。
今は悠斗が私だけを好きって知ってるから。
平気。
だけど―――。
眠れずに、私は窓を開け隣の窓を叩く。悠斗の部屋。
窓が開いて悠斗のところへ行く。
「悠斗」
「ん?」
「好き?」
「好きだよ」
「お姉ちゃんよりも?」
「奈津姉よりも、誰よりも」
心配はしてない。
ただ悠斗が私に姉を重ねて見ていた時期があった。
今は違うけど。
それが……今でも私の胸に在る。
もし姉がいなかったら?
姉と似ている私に、悠斗は目を向けてくれなかったんじゃないか。
そう思ってしまう。
「お姉ちゃんがいなくても、私のこと好きになってた?」
「なってた」
「ほんとに?」
「ほんと」
悠斗は悲しそうに笑う。私の中の不安を心配して。
「悠斗」
「ん?」
「大好き」
「俺も」
くだらない、私。
「悠斗」
「なに」
「……わか」
「別れないよ」
一層悲しそうに悠斗が言う。
馬鹿な私。
別れたいんじゃない。
ただ。姉がいなかったら私は悠斗と付き合えてたのかって。
そんなくだらないことが、ずっと頭から離れない。
「実菜」
「うん」
「愛してる」
「……」
幸せはすぐ傍にあるのに。
悠斗が私を抱きしめる。
『私が悠斗が想う初めての人だったら』
すべては嫉妬。
「俺の全部、お前のだから」
過去は違う。
全部欲しいの。
「別れたい」
「別れない」
苦しい。
私は、もう―――。
ダメかもしれない。
大好きなのに。
「好き」
呟いた私を抱きしめてくれる悠斗。
その強さと温かさに目頭が熱くなる。
「これからは実菜だけだから。俺を信じて」
悠斗の胸の中で頷いて、私の涙腺は崩壊した。
「大好きだから」
強く強く抱きしめられる。
想いが通じた日、私はずっと頷きながら泣き続けた。
「悠斗くん、おかわりは?」
ママの声に笑顔で悠斗は「おねがいします」と茶碗を差し出す。
今日はうちで夕食をとっていた。
悠斗は幼馴染でお隣さんで、パパもママも良く知ってる。
「おばさんの料理いつも美味しい」
微笑む悠斗に、ママは嬉しそう。
「お世辞言わなくっていいんだよ」
私がこそっと言うと「なんですって?」とママの声。
肩を竦める私にパパと悠斗が笑い出す。
和やかな食卓。自分の大好きな家族の中に大好きな悠斗がいるのが大好き。
「ただいま」
「おかえり」
「奈津姉おかえり」
パパとママと悠斗が笑顔で、入ってきた私の姉・奈津に声をかける。
「お姉ちゃん、お帰り」
大学生の姉は私と悠斗の二つ上。
悠斗と姉は笑顔で普通に話してる。
私はそれを眺める。
平気。
姉と悠斗は―――以前少しだけ付き合ってた。
でも、平気。
今は悠斗が私だけを好きって知ってるから。
平気。
だけど―――。
眠れずに、私は窓を開け隣の窓を叩く。悠斗の部屋。
窓が開いて悠斗のところへ行く。
「悠斗」
「ん?」
「好き?」
「好きだよ」
「お姉ちゃんよりも?」
「奈津姉よりも、誰よりも」
心配はしてない。
ただ悠斗が私に姉を重ねて見ていた時期があった。
今は違うけど。
それが……今でも私の胸に在る。
もし姉がいなかったら?
姉と似ている私に、悠斗は目を向けてくれなかったんじゃないか。
そう思ってしまう。
「お姉ちゃんがいなくても、私のこと好きになってた?」
「なってた」
「ほんとに?」
「ほんと」
悠斗は悲しそうに笑う。私の中の不安を心配して。
「悠斗」
「ん?」
「大好き」
「俺も」
くだらない、私。
「悠斗」
「なに」
「……わか」
「別れないよ」
一層悲しそうに悠斗が言う。
馬鹿な私。
別れたいんじゃない。
ただ。姉がいなかったら私は悠斗と付き合えてたのかって。
そんなくだらないことが、ずっと頭から離れない。
「実菜」
「うん」
「愛してる」
「……」
幸せはすぐ傍にあるのに。
悠斗が私を抱きしめる。
『私が悠斗が想う初めての人だったら』
すべては嫉妬。
「俺の全部、お前のだから」
過去は違う。
全部欲しいの。
「別れたい」
「別れない」
苦しい。
私は、もう―――。
ダメかもしれない。
大好きなのに。