sweeteden
日々まったりマイマイ☆

愛の天使 ラブリー・チョコレート                 
読破したファンタジーとか喋る犬さんとかに触発されて、ちょっと書き書き。
つっても、ブログに下書きしてた記事(書きかけの話)を見つけて、なんとなく続きを書いてみました。
ネタてきにバレンタインの時期。
つか最初の出だしらへん書いて保存してたの去年のバレンタイン前日だったww
たぶん去年イベントものとしてUPしようとして書ききるほどのネタがなかったんだな、きっと。
でもって確か某デパートのバレンタイン売り場に行って、修羅場見たから書いたのかも。。。
とりあえず行き当たりばったり適当に書いてます。
というか、あかば、、、異世界ファンタジー書こうとするとどうしてもコメディよりになっちゃうんですよねー。。。
なんでかなぁ。
ちなみにあかばの異世界ファンタジーの場合、ほとんど恋愛要素ない場合が多いです。
色気がない感じな。ヒロイン・ヒーローいても健全?友人的な感じで進んじゃうような。。。
そういうのなんてんだろ。恋愛ものじゃない異世界ファンタジー?(そのまんまww)

まぁ、、、そのこんなん書いてる暇あったら連載分書けよっていう突っ込みは梨で・・・。
ほんとテケトーっていうか、思いつくままに書いてるだけです。
興味ある方は続きを読むからどうぞ。
続き書くかは微妙だけど(笑)
ていうか、なんか失敗したっぽいです。あとで修正しようかな。気が向いたら(え)


というわけで、
ラブ愛の天使 ラブリー・チョコレートラブ」 sweet1。




 もうすぐバレンタイン。
 甘い香りを漂わせた様々な種類のチョコレートたちがショーケースに華やかに飾られている。
 そのショーケースの上には山積みになった包装済のチョコレートの箱。
 一目で目を奪われずにはいられないチョコレートたちの魅惑的さとは逆に、その場は戦場のごとき喧騒につつまれていた。
 そして、愛野茅弥子(あいの・ちやこ)は顔面蒼白で人ごみにもみくちゃにされていた。
「す、すいませ……げふっ」
 目当てのチョコがラッピングされた箱を手にし、ショーケースの向こうにいる店員へと差し出す。
 だがそれが店員の目に映る前に、茅弥子は左右そして後の女性達から押しのけられ、よろめいた。
 デパートの地下・バレンタイン特設会場。
 歩く隙間もないほど、軽く酸欠状態になるほどにあふれかえった――――乙女たち。
 買うための列など作る余裕などない。
 もう軽く10分ほど茅弥子は買うべきチョコを持ったまま、会計をすませられずにいたのだった。
(……コンチキショー! どけよ! オバサン! 大人しくしてりゃ、つけあがって!!)
 朦朧とする意識の中、必死の思いで左右に睨みをきかす。
 だがまわりのOL然とした女性たちは小柄で華奢な茅弥子に一瞥もくれることはない。
「あ、あのー! これ、かいけ……ぃ」
 わずかな隙ができ、茅弥子は再び店員のもとへと駆け寄った。

 差し出したチョコの箱、向こう側からそれを手にした感触が伝わってきた。
 ようやく会計ができる!と、店員に視線を向けようとした。
 瞬間、ひとつの男の声が響いた。

『見つけたぞ。愛の天使』

 なんだ?、と思った直後、かくんと茅弥子の膝が折れた。
「ふへ?」
 足元が軽かった。
 まるで足場がなくなったかのように。
 茅弥子は何気なく床を見た。だが――そこに床はなく、あるのはぽっかりとあいた真っ暗な空洞。
「な? ななななな―――――?」
 驚くまもなく、茅弥子はその空洞へと落ちていったのだった。












 ふにふにと、頬っぺたが突っつかれている。
 心地よい眠りの中で茅弥子は、頬へのやさしい感触ににやけながら軽く手を振る。
 ふにふに……、と続くそれは次第に鋭いものに変わっていく。
 ふに、から、ボスボスと音を変化させていったところで、ようやく茅弥子は完全に目覚めた。
 ぱちりと目を開けると、とたんに目が合う。
 つぶらな小さな瞳。茶色い顔。長く尖がった耳。茅弥子の3分の1ほどの身長(※茅弥子:身長154cm)。
 茅弥子の頬へと繰り出されていたらしき小さなグローブをはめた手。
「………カンガルー……?」
「じゃねぇ。早く起きろ、チビ」
「なんて口の悪いカンガルー!」
 ムッとして茅弥子はそう叫びつつ、ふんっと鼻を鳴らして立ち上がった。
 ふわり、と足が踏んだのは草。
 見ればそこは草原だった。
 絶好のピクニック日和といっていい晴天。ふんわりふんわり浮かんだ雲はシュークリームのような形をしている。
 そよそよと草を揺らす風はほんのり暖かい。
 耳を澄ませばどこからか鳥のさえずりさえ聞こえてきそうな雰囲気。
「うっわー、すっごいいい天気! こういうのなんてんだっけ。牛か馬でもいたら、ほらー、あの、牧場的?」
「牧歌的」
 茅弥子ののんきそうな感嘆の声にカンガルー(仮)が冷たく言った。
 あははは! そうそれそれー、と茅弥子は笑いながら気持ちよさそうにその場をくるくる回る。
「………お前バカだろう」
 再び冷たいカンガルー(仮)の声が響く。
 茅弥子はぴたりと動きを止めると、苛立ったようにカンガルー(仮)を睨んだ。
「うるさいよ! カンガルー!! 私の夢なんだから好きにさせてよ! っていうか、どうしてせっかくいい夢なのに、こんなうるさいカンガルーがいるのよ!!」
 地団駄踏みながら喚く茅弥子。
 カンガルー(仮)は小さな目をほんの1ミリほど見開いて、ため息をつく。
「夢オチなわけねーだろ、このチビ」
 カンガルー(仮)の言葉に茅弥子は反応せず、すでに気分を元へと切りかえったのか軽いステップを踏んで草原を走り回っている。
「……本当にバカだ」
 忌々しそうに舌打ちするカンガルー(仮)。
 冷ややかな眼差しで茅弥子を眺めていると、しばししてその動きが止まった。
 首を傾げ、怪訝そうな表情で茅弥子はカンガルー(仮)のそばにやってくる。
「そういえばさぁ、カンガルー」
「カンガルーじゃねぇっつってんだろ、ボケ」
「私、バレンタインコーナーでチョコ買ってたような気がするんだけど」
「ああ、そうだったな」
「なんで買ってるときに、こんな夢見てんの? あれ? なんだっけ白昼ユメってやつ?」
 あのオバサンたちの攻撃のせいで意識飛んじゃってるとか?、と茅弥子は右に左に斜め右にと顔を動かし不思議そうに言った。
「……白昼ユメじゃなくて白昼夢。ム、だ。バカ」
「うっさいな。どっちもいっしょじゃん!!」
「バカ」
「バカいうな! バカ!」
「バカチビ」
「ムカー!! このバカンガルー! わかる?! バカとカンガルーあわせてバカンガルーだ!!」
 このバカンガルーめ!!、と茅弥子は悪態をつく。
 と、カンガルー(仮)は再び大きなため息をついて顔を背けた。
「こんなバカの相手してられるか」
「だからバカいうな! バカンガルー!」
「おい、いい加減に早くしろ。ノクターク」
 変わらずカンガルー(仮)に向かって叫び続ける茅弥子をよそに、カンガルー(仮)はうんざり気味に呟いた。
 のくたーく、ってなにさ。
 と、茅弥子が言って、次の瞬間。
 ザワ、と強い風が吹き抜けた。
「―――私のことです」
 そう男の声がして、どこからともなく茅弥子の目の前に一人の男が現れた。
「外人? ニューハーフ?」
 茅弥子は目を点にして呟いた。
 男は、あっけにとられるほど美しかった。
 長く肩を覆う真っ直ぐな銀色の髪。純白の地に豪奢な金色の複雑な刺繍の入った衣を着ている。
 男だろう。男の声をしていたから、と茅弥子は考える。
 だが男には見えないくらいに美しかった。
「キレー! 中……さい的って感じ!」
 パンと手を打って、目を輝かせる茅弥子。
「”中性的”ですね、茅弥子殿。お褒めのお言葉はありがたく頂戴いたします」
 にこり、と音がしそうな笑みをノクタークは浮かべ言った。
「……くだらん挨拶はどうでもいいから早くしろ、先に帰るぞ」
 苛立たしげにカンガルー(仮)がノクタークを見る。
「まぁそう急かずともよいではないか、リアント」
 ノクタークはカンガルー(仮)もといリアントに穏やかに返す。
「あれ? ……なんかノクターさんの声、どっかで聴いたことあるような」
 茅弥子はふと首を傾げた。
「ノクターク、です。茅弥子殿。おそらく先ほど茅弥子殿のお手をとったときのことではないかと」
 その言葉に茅弥子が思い浮かべたのはバレンタイン売り場、手にしていたチョコを誰かが受け取った感触がしたということ。
 そしてなにかその直前に男の声が聞こえてきていたということだった。
「あ! あれってヌクタークさん!?」
「ノクタークです、茅弥子殿。ええ、ええ、私です。貴女をお探ししていたのです」
 ほんとバカだ、とリアントがぶつぶつ言っているが茅弥子は気づいていない。
「私を探してた?」
「はい。茅弥子殿、あなたこそは我が国トリューフを救う愛の天使なのです」
 ノクタークは茅弥子の手をとり、真剣な眼差しで言った。
 茅弥子は驚いたようにノクタークを見つめる。
 そして数秒後、スイマセン、と言ってノクタークの手を離すとリアントの傍に屈みこんだ。
「ねぇ、バカンガルー」
「……リアントだ」
「あのさぁ、私あんまこういう展開のユメって見たことなくってさぁ。どういうふうにすればいいのかなぁ。やっぱちゃんとのるべきかな? 任せてください!、みたいな?」
 でも”愛の天使”ってなんかクサくない?、と茅弥子は照れたように笑う。
 リアントは盛大なため息をつき、最大限にうんざりした目を茅弥子に向けた。
 傍で話を聞いていたノクタークも茅弥子を見る。
 そして二人は同時に告げた。

「だから、夢オチなわけないっつってんだろ」
「茅弥子殿、これは夢ではございません」

 至極真剣な声。
 だが茅弥子は信じる様子もなく「夢じゃなきゃなんなのー」と笑っている。
 そんな中、不意にリアントとノクタークは表情を険しくし顔を見合わせた。
「不味いな」
「急ぎ戻りましょう」
 そう二人(うち一匹?)が言った次の瞬間、晴れ渡っていた空は一瞬にして暗い雲に包まれる。

 ――――そして、爆音が轟いた。




*つづく(かも)*
 
 
: ちょこっと小説。 : comments(2) : - : posted by 紅葉ひろ :
Comment








楽しいーっ!拝読しながらニマニマしちゃった(笑)。
ああ、もう超マイペースな茅弥子ちゃんや、口の悪過ぎるカンガルーさん(笑)とか、突っ込み所満載なんだけど、さり気なく名前修正しているノクタークさんがツボに嵌って萌えました(笑)
いいなぁ、トリューフ国。なんかお城まで美味しそうだv
続きが気になるよー!茅弥子ちゃんには是非、愛の天使として頑張って貰いたいvv
やっぱりあかばちゃんのお話大好きだーvと告白を残しつつ。素敵なお話のお陰で今日も一日頑張れそうvv
あ、仕事帰りにチョコ買って帰ろう(笑)
posted by きあら : 2008/03/22 7:52 AM :
楽しんでもらえてよかったよーv
いやぁ予想外に超バカマイペース主人公になっちゃったよw
あははは、ノクタークねw やつは多分ずっと名前訂正してそう(笑)
トリューフ国。。。安直ネーミングだけど、おいしそうな国になるようがんばるよー!
いやー、ありがとー!
こちらこそ、きあらちゃんのお話大好きっす!
ああ、あかばもチョコ食べたい><
posted by あかば : 2008/03/23 9:58 PM :
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